「ウコンはちみつ」でおいしく美しく

美肌効果やアンチエイジング効果など、ウコンが美容に良い食べ物だということを、皆さんはご存知ですよね。できることなら、生のウコンから、その栄養素を余すことなく摂取したいものです。でも、「生のウコンを料理するのは、ちょっとハードルが高い……」なんて思っていませんか? そんな方にぜひ試していただきたいのが「ウコンはちみつ」です。一度作っておけば、デザートやドリンク、普段のお料理にまで幅広く使用できます。日持ちがするので、常備調味料として大活躍するでしょう。
簡単!「ウコンはちみつ」の作り方
まずは、生の秋ウコンを使ったはちみつ漬け「ウコンはちみつ」のレシピをご紹介します。秋ウコン以外の品種は、苦味が非常に強く、料理に使いにくい可能性があるので、ここでは秋ウコンを使用します。
材料
生の秋ウコン 100~150g
はちみつ 200~250g
作り方
- 保存する密閉容器を、煮沸消毒しておく。
- 生ウコンをよく洗い、薄くスライスする。皮をむいてもよいが、皮ごとスライスしたほうが、栄養素を無駄なく摂取できる。
- スライスしたウコンを、水に30分ほどさらし、アクを抜く。
- アク抜きが終わったら、水気をキッチンペーパーで拭き取る。
- 煮沸した保存容器に、ウコンを入れ、ウコンを覆うくらいに、はちみつを入れる。ウコンから水分が出るので、保存容器は少し大きめがいい。
- 涼しい場所で1日~1週間ほど置いて出来上がり。
一晩置くだけで、ウコンから水が出て、はちみつがサラッとします。その時点でもう使用できますが、さらに1週間ほど置いたほうが、香りも味も強くなります。冷暗所で保管すれば、半年くらい使うことができます。
かけるだけ・混ぜるだけ~デザートやドリンクに〜
ヨーグルトにウコンはちみつ
ヨーグルトに、ウコンはちみつを混ぜて食べてみましょう。簡単ですし、毎日続けられそうです。お好みで、カットしたイチゴやバナナなどを一緒に添えれば、朝食にもぴったりです。はちみつには、ヨーグルトに含まれるビフィズス菌を増やす働きがあるので、腸内環境を改善し、美肌につながります。
バニラアイスクリームにウコンはちみつ
バニラアイスクリームにウコンはちみつをかけるだけです。こちらも簡単にできるデザートのひとつです。バニラアイスクリームに、ウコンの香りがアクセントになります。
ホットミルクにウコンはちみつ
ストレスで眠れないときには、ホットミルクやホットミルクティーに、ウコンはちみつを混ぜて飲んでみましょう。ウコンの抗酸化作用が、身体の疲れを解消します。また、はちみつのブドウ糖が、牛乳に含まれる必須アミノ酸の体内吸収を助けます。必須アミノ酸は、ストレスを緩和するセロトニンという物質の原料になります。
煮物、肉料理などの調味料として
煮物や肉料理を作るときに、砂糖の代わりにウコンはちみつを使ってみてください。ウコンの栄養素は、脂と一緒に摂ることで身体への吸収が高まります。そのため肉や魚料理との相性が良いのです。また、漬け込んだウコンを刻んで料理に加えれば、肉や魚の臭み消しになります。その場合、ウコンは入れすぎると苦味が強くなるので、入れる量を調整しましょう。
サバの味噌煮
材料(2人分)
サバ切り身 1尾分
塩 少々
ウコンはちみつ 小さじ2
味噌 大さじ1
めんつゆ 大さじ1
水 100cc
酒 小さじ2
作り方
- サバを適当な大きさに切り、塩をふって少し置く。
- サバに熱湯を回しかけ、霜降りにしておく。
- 鍋に、ウコンはちみつ、味噌、めんつゆ、水、酒を入れて、火にかける。鍋が煮立ったら、サバを入れて、落とし蓋をし、10分ほど中弱火で煮る。
- 煮汁にとろみがついたら、器にサバを盛り、煮汁を回しかけて出来上がり。
みりんの代わりに、ウコンはちみつで甘味を加えた一品です。ウコンはちみつが、サバの臭み消しになってくれます。肉じゃがや、豚肉生姜焼きを作るときにも、ウコンはちみつを使用するのがおすすめです。
ウコンはちみつは、簡単に幅広く使えるので、一度作っておくと便利です。生ウコンの効果を試してみたい方は、ウコンはちみつをぜひ活用してみてください。