ウコンがガンの予防、治療に効くって本当!?

ウコン

ウコンはがん予防に効果がある食品?

ウコンががんを予防する食品として注目されていること、みなさんはご存知でしょうか?

ウコンががん予防に効果があると注目されるきっかけとなったのは、アメリカ国立がん研究所が1990年に発表した「がん予防の可能性のある食品成分」です。

がん予防に有効とする40種類の野菜、果物、香辛料が発表されたのですが、取り上げられている食品の中にウコンが含まれていたのです。

重要度によって3つのランクに分類されているのですが、ウコンは2番目に重要なものとしてランク付けされているので、かなり期待されているということがわかりますよね。

それ以降、ウコンががんを予防するメカニズムについて次々に研究成果が報告され、現在に至っているのです。

食生活とがんは密接な関係があります

がんができる原因は世界中で研究が進められているところです。

正常な細胞が異常な細胞に変わることにより、がん細胞になるといわれており、判明している要因として外部因子と内部因子というものが指摘されています。

この2つの因子、具体的にどのようなものなのでしょうか?

 

外部因子とは環境が大きく影響していて、大気汚染やタバコなどが挙げられます。飲酒の多量摂取やバランスを欠いた食生活もこれに含まれます。生活習慣との関わりが深いので、自分の努力次第では改善できるものも多いですね。

一方の内部因子は、遺伝などが挙げられ、自分の努力で改善に導くというわけにはいきません。年齢の問題や免疫異常、ホルモン異常などが原因となるので、対策が取りにくいのが特徴です。

 

外部因子、内部因子とも特に食べ物や食習慣と深く関係しているといいます。年を取ることは避けられませんが、食生活を気を付けることで内臓の老化を遅らせることはできますよね。バランスの取れた食生活が何よりがん予防には大切であり、日ごろ私たちのできる最大のがん対策といってもよいでしょう。

 

 

抗酸化作用を持つクルクミンに注目

がんの元となる異常細胞に変わってしまう要因の一つに、活性酸素の増加が指摘されています。

活性酸素は生きていれば必ず体内に発生する物質で、本来、適量の活性酸素はであれば、細菌・ウイルスから体内を防衛してくれる私たちの心強い味方。しかし、体内の活性酸素の量が過剰に増えすぎると細胞や内臓を傷つけてしまうというやっかいなもの。

この活性酸素を抑える効果が、ウコンにはあるといわれているのです。

 

ウコンにはクルクミンと呼ばれる成分が含まれています。

肝臓の機能をサポートしてくれるものとして、二日酔い対策に効果が望まれていることは、みなさんご存知ですよね?

実はそのクルクミン、肝臓を助けるだけでなく、抗酸化の作用があるので、細胞の酸化を予防してくれるといわれているのです。また、がんの発生や進展を防ぐ抗炎症の作用までも期待されているのです。

 

クルクミンは体内に入ると消化酵素の働きによって、テトラヒドロクルクミンという抗酸化物質となります。このテトラヒドロクルクミンは体内に過剰に発生した活性酸素を除去する働きがあるので、体内の酸化を予防するといわれています。強い抗酸化作用を持つ成分なので、がんの予防につながることが期待されているのです。

 

 

クルクミンががんを予防する仕組みとは?

具体的にクルクミンががんを抑制する効果があるとされるのは、主にNF-kBと呼ばれる転写因子(遺伝子のスイッチをオンにするたんぱく質)の働きを阻害するためだといわれています。

 

誘導性一酸化窒素合成酵素(iNOS)や、シクロオキシゲナーゼ2(COX-2)と呼ばれる物質ががんの発生を誘導するのですが、クルクミンはこのiNOSやCOX-2の合成を阻害することができるのです。

一方のNF-kBは、IkBというたんぱくと結合していて、普段は機能していません。

しかし、炎症などが起きるとIkBとの結合が解けて、NF-kBが活性化されてしまいます。これによって、その細胞が発がん物質になってしまいます。

 

クルクミンは、このIkBの分解を抑えることができるので、その結果iNOSやCOX-2が合成されにくくなる、という仕組みになっているのです。

 

 

抗がん剤の効き目を強めてくれる働きも?

がんの発生を抑えるだけではなく、抗がん剤の効き目を高める効果がクルクミンにはあります。

上で紹介したNF-kBが活性化されると、がん細胞の増殖が促進される状態になり、しかも細胞死が起こりにくくなります。

 

さらに細胞には、細胞が自分から死んでいく「アポトーシス」という現象がプログラムされています。しかし、NF-kBにはアポトーシスを起こりにくくする働きがあり、がん細胞の増殖をより強めてしまうのです。つまり、がんが発生しやすい状態となってしまうので、この状態は避けなければなりません。

 

クルクミンがそのような状態を打開するのに役立つとされていて、クルクミンはNF-kBの働きを阻害し、がん細胞のアポトーシスを起こりやすくします。また、これによって抗がん剤でがん細胞が死にやすくなるため、がんの予防や治療に役立つのです。

 

病院での治療だけでなく、こういった薬をサポートするような食品を摂ることで、より効果的な治療ができるかもしれませんね。ただし、摂取の際は必ず担当の医師に相談することを忘れないでください。

 

 

クルクミンに加え、精油成分にも抗がん効果がある?

ウコンには世界に50以上もの種類があるといわれていますが、がんを予防するにはどんなウコンを選んで飲んだらいいのでしょうか?

クルクミンが多く含まれているのはクスリウコン、秋ウコンです。

二日酔い対策の食品としても親しまれている2種類のウコンですが、がんの予防、治療にも大きな期待が持てますね。日ごろのがん予防のために、ぜひ生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

抗がん作用が望まれるのはクルクミンがすべてではありません。ウコンにはクルクミン以外にもたくさんの有効成分が含まれており、それらが複雑に作用しながら、さまざまな効果を発揮するとされています。ウコンの持つ有効成分に精油というものがあります。

 

春ウコン、紫ウコンに多く含まれている精油成分ですが、「クルクモール」「マンガン」「セレニウム」には抗がん効果が期待されています。特に春ウコンには抗がん作用が期待されているようです。

 

ウコン製品を購入するときはクルクミンの含有量のほかにも、精油成分にもぜひ注意して選んでくださいね。

 

ウコンはがんの予防・治療に効果が望まれる

ウコンががんの予防・治療に役立つ理由がおわかりいただけたでしょうか?

まだ医学的なことは研究段階ではありますが、ウコンが少なからず抗がんに関して貢献していることはおわかりいただけたのではないでしょうか。

 

ただし、ウコンは薬ではなく健康食品ということを忘れないでください。特にがんの治療においては必ず医師に相談することが必要です。

-ウコンの効能