クルクミンだけじゃない!ウコンの豊富な有効成分の数々

ウコン

ウコンには豊富な有効成分が含まれている!

ウコンは二日酔いの予防だけでなく健康食品としても注目されています。

肝臓の機能を回復・強化するだけではなくて、ダイエット効果や生活習慣病の予防、健胃作用など、非常に幅広い効能に期待が寄せられています。

近年ウコンの研究が盛んに進められているのですが、さまざまな有効成分を含んでいることが明らかになってきたので「究極の健康食品」とも呼ばれるほどになりました。

 

ここでは、二日酔い対策の秋ウコンをはじめ、春ウコンや紫ウコンといった代表的なものが多く含んでいる有効成分について、その種類と効能を解説していきたいと思います。どのウコンが自分のからだに合っているのか探してみてください。

 

ウコンで効果があるとされている有効成分は、大きく「クルクミン」と「精油」に分けることができます(天然のウコンには3種のクルクミンの同類体(クルクミノイド)があり、その混合物を通常クルクミンと称しています)。それではクルクミンから見ていきましょう。

 

 

クルクミンの多岐にわたる効能

秋ウコン、クスリウコンに多く含まれる、黄色い着色成分がクルクミンです。

ターメリックとも呼ばれているのでこちらの名で聞いたことがあるかもしれませんね。

ウコンの最も有名な有効成分といってもよいのではないでしょうか。

 

このクルクミン、油には溶けますが、水には溶けないのが特徴です。

私たちにもたらしてくれる効能として肝臓の働きを促してくれることはよく知られていますよね。それだけに留まらず非常に多岐にわたる効果が分かってきました。

 

肝機能の回復・強化

肝臓の機能を強化し、胆汁の分泌を促進する作用があるといわれています。

お酒を飲んだときの、アセトアルデヒドを分解する力を強めることができるため、悪酔いや二日酔いを防ぐ効果があるとされています。

また、胆汁の分泌を促すことで消化不良を解消する効能も望まれます。

 

悪玉コレステロールの酸化抑制

クルクミンの持つ抗酸化作用が、悪玉コレステロールの酸化を抑制するといわれています。

また、悪玉コレステロールが血管に付着するのを防ぐ働きから、生活習慣病の予防にも期待されています。

 

血小板凝固作用の抑制

抗酸化作用により血が固まりにくくなり、サラサラになるといわれています。そのため、脳梗塞や動脈硬化を予防する効果に期待されています。

 

発がん抑制効果

クルクミンは体内に入ることでテトラヒドロクルクミンという強力な抗酸化物質に変化します。これが活性酸素を除去することから、がんの予防に役立つとされています。また、がん細胞が能動的に死んでいくアポトーシスという現象を起こりやすくします。そのため、抗がん剤の効果を強める作用が期待できます。

 

 

ウコンの精油成分がスゴイ!

私たちの体によいとされているものはクルクミンだけではありません。クルクミン以外にも豊富な精油成分がウコンには含まれているのです。

精油と称しているのは、脂溶性物質の混合物のこと。これらは健康や美容に心強い効果をたくさん持っているので、ぜひ覚えておいてくださいね。

たとえば秋ウコン、春ウコン、紫ウコンの精油には下記のような成分があります。

 

精油成分と作用

  • ターメロン

胆汁分泌を促進する作用があるといわれています。

 

  • シネオール

健胃作用、殺菌・防腐作用のほか、胆汁分泌の促進に効果があるといわれています。

 

  • クルクメン

実験的に抗ガン作用の強い活性があるといわれています。また、体内のコレステロールを溶かす作用があり、動脈硬化や胆道結石の予防に期待されています。

 

  • クルクモール

抗がん作用があるといわれていて、中国では子宮がんに有効な成分とされています。

 

  • エレメン

腫瘍に対して増殖を抑える効果が期待できます。

 

  • アズレン

炎症や潰瘍を抑える作用、胃液のペプシンを抑える作用などがあるとされています。

 

  • カンファー

精神の興奮作用と強心作用があるといわれています。

 

  • テルペン類

鎮静作用があるといわれています。

 

  • フラボノイド

毛細血管の壁を緻密にし、血液中からタンパク質やビタミンCなどが血管を通って尿などに流れ出すのを防ぐ作用があるといわれています。認知症やアトピーへの効果も期待されています。

 

ウコンにはクルクミン以外にも数多くの精油成分を含んでいることがおわかりいただけたと思います。

しかし、クルクミンに精油成分と有効成分がたくさんあって、どのウコンが自分に合っているのかがわからない方も多いかと思います。

大体の目安ですが、秋ウコンはクルクミンが多く含まれ、紫ウコンはクルクミンが少ない代わりに精油成分が多いといわれています。その中間が春ウコンとすればわかりやすいかもしれません。

私たちが期待する効果に置き換えてみると、二日酔い対策には秋ウコン、健康・美容対策には紫ウコン、もしくは春ウコンとった具合でしょうか。

 

 

ウコンの持つミネラル成分の数々!

ウコンには私たちの体に不可欠なミネラルも豊富にふくんでいます。これらミネラルは、特に春ウコンとクスリウコンに多量に含まれています。

 

  • カルシウム

不足すると自律神経失調症、不眠、イライラ感を引き起こす原因になるとされています。

 

  • カリウム

心臓や筋肉の機能を調整し、不足すると糖尿病の原因になるといわれています。

 

  • マグネシウム

体内の酵素の働きを助けるといわれ、血液中の糖をエネルギーに変えるためにも必要な成分といわれています。

 

貧血や細胞・筋肉の酸素欠乏を予防、改善に役立つとされています。

 

  • 亜鉛

糖尿病、ガン、高血圧などを予防する働きがあるとされています。また精液の構成など生殖機能にも効果が望まれています。

 

  • マンガン

がんや糖尿病の予防に効果が期待されています。不足すると性機能や妊娠機能が低下するといわれています。

 

  • リン

血液を中性に保ち、脂肪や糖の代謝を促進します。また、肝機能を正常化したり健康的な歯茎を作るのにも役立つとされています。

 

  • セレニウム

過酸化脂質の生成を防ぐ抗酸化作用を持っていることから、がんを始めさまざまな生活習慣病の予防に効果があるとされています。

 

 

どのウコンにも多く含まれている食物繊維

ウコンの種類によって持っている有効成分はさまざまですが、どのウコンにも共通して豊富に含まれているものがあります。

それは食物繊維です。

便秘を予防、解消する強い味方としてご存知の方も多いのではないでしょうか。

この食物繊維には腸内の悪玉菌を減少させる効果があるといわれています。さらに食物繊維が腸の中で水分を吸収して膨らみ、便となって悪玉菌を一緒に排出してくれる効果が期待されています。

 

ほかにも食物繊維には抗酸化作用があり、体の酸化から起こる便秘も予防するとされているので、便秘で悩んでいる方にはとても心強い成分ですね。

 

 

同じウコンでも産地などで成分は異なります

ウコンは育った土壌の状態や気候などさまざまな影響を強く受ける植物なので、同じウコンでも成分の含む量は微妙に異なります。肥沃な畑でできたものとそうでない畑でできたものでは、当然中身に差のあるウコンが育ちます。

成分の含有量にも大きくかかわることなので、特にウコンの製品を購入する際には、生産地や栽培方法はきちんと確認したほうがよいでしょう。

 

二日酔い以外にも健康・美容の効果も期待できる!

ウコンにはクルクミン以外にもさまざまな精油成分、食物繊維がたくさん含まれていることがおわかりいただけたかと思います。

クルクミン自体にも、肝臓機能の働きの促進以外、たくさんの効果が期待されていますね。ウコンといえば二日酔い対策という時代ではなくなってきました。多岐にわたりウコンの効果が期待されるようになってきました。

ウコンの持つ有効成分はそれぞれの種類によって異なるので、ウコン製品を選ぶときは目的に適したウコンが原料になっているか、きちんと確認することが大切です。

 

-ウコンの効能