レシピを紹介!沖縄料理でウコンを美味しく食べよう

日本におけるウコンの主な生産地は、沖縄です。沖縄では、昔からウコンを臭み抜きとして肉や魚の煮込みに入れたり、さまざまな料理の調味料として使ったりしてきました。ウコンを普段の料理に使うのは、慣れていないと難しく感じてしまいますよね。しかし、ウコンには、健康にも美容にも効果的な栄養素が豊富に含まれています。これを食べない手はありません。今回は、ウコンを使った沖縄料理のレシピをふたつご紹介します。どちらも簡単にできるものなので、是非チャレンジしてみてください。
体があったまる~ウコン入りイナムドゥチ~
イナムドゥチとは、沖縄の伝統料理で、豚肉の入った具だくさんの味噌汁です。コクのある風味を味わえます。
材料(5人分)
生ウコン 30g
豚肉 300g
にんじん 100g
だいこん 300g
こんにゃく(あく抜き済みのもの) 200g
しいたけ 30g
ごぼう 100g
昆布 20g
ねぎ 5g
だし汁(かつお節) 6カップ
泡盛 適量
味噌 60g
生姜すりおろし 10g
作り方
- かつお節で出汁を6カップ分とっておく。
- 豚肉、にんじん、だいこん、こんにゃく、しいたけを短冊切りにする。ごぼうはそぎ切りにし、下茹でをしておく。
- 昆布は水に戻し、結んでおく。
- ウコンは千切りにする。
- 1のだし汁の中に、豚肉、にんじん、だいこん、ごぼう、昆布、ウコンを入れ、煮立たせる。
- 煮立ったら、こんにゃくとしいたけを入れて弱火にする。
- 材料が柔らかく煮えたら、泡盛を適量加え、味噌で味をととのえる(泡盛がなければ、酒で代用)。
- 汁椀によそったら、刻んだネギを散らし、お好みで生姜のすりおろしを添えて出来上がり。
長時間の加熱は、ウコンに含まれるクルクミンという栄養成分を壊す可能性があります。イナムドゥチを煮込んでいく際に、30分以上は火を入れないよう気をつけながら料理しましょう。
お酒のつまみに~イラブチャーのウコン酢和え~
イラブチャーとは、沖縄の魚です。鮮やかな真っ青な色をしており、身は白身で脂がのっています。刺身でも食べられますが、沖縄では、昔から酢味噌和えにして食べられてきました。
材料(4人分)
イラブチャー(刺身用に売っている他の種類の白身魚や青魚で代用できます) 300g
トマト 1個
生ウコン 少々
にんにく 1かけ
酢 1/2カップ
シークヮーサー 1、2個
オリーブオイル 大さじ1
塩 少々
こしょう 少々
作り方
- ウコン、にんにくをそれぞれ別々にすりおろしておく。
- ウコン酢を作る。ボウルの中に、シークヮーサーを絞り入れ、オリーブオイル、酢、すりおろしたにんにくを混ぜ、塩とこしょうで味をととのえる。そこにウコンのすりおろしを加えていきますが、生ウコンは苦味があるので、味見しながら少しずつ混ぜ、好みの量を調節する。
- イラブチャーの皮に熱湯をサッとかけ、冷水で締める(皮がやわらかくなって食べやすくなる)。皮が苦手な方はとってしまっても良い。他の魚を使う場合は、刺身用に売っている白身魚、青魚を代用。
- 下処理したイラブチャーを、食べやすい大きさに切る。
- 先に作っておいたウコン酢のボウルに、イラブチャーを入れて和える。イラブチャーが酢でしまるよう、少し漬け置く。
- ウコン酢でしまったイラブチャーを、スライスしたトマトと一緒に器に盛って出来上がり。
イラブチャーは脂ののった魚なので、代用するなら淡白すぎる魚より、脂の多い魚のほうが合うかもしれません。お酒の肴にぴったりの逸品です。
まとめ
沖縄の人々は、ウコンを身近な食材として使い慣れています。沖縄料理に参考にして、ウコンを普段の食事として楽しんでみませんか?