摂り過ぎは危険? ウコンの副作用

ウコンの副作用

ウコンに副作用があるって本当?

体によいといわれるウコンですが、一方でウコンには副作用があると聞いたことはありませんか?

二日酔いを防いでくれたり、最近では動脈硬化やがんの予防にも効果があるといわれ、健康食品としても注目されているウコン。実際のところ副作用というものは本当にあるのでしょうか?

副作用が怖いから、まだウコンを手に取ったことのない方も多いはず。

ここでは、健康面ばかりでなくウコンの及ぼす影響についてもきちんと知って、正しいウコンの摂り方を学びましょう。

肝機能障害のある方

ウコンの摂取をもっとも避けなければならないのが、肝機能障害(脂肪肝、肝炎、肝硬変、肝がんなど)を持っている方です。

なぜ、肝臓に良いとされているウコンが肝臓の大敵になってしまいのでしょうか?

それはウコンに多く含まれる鉄分に原因があります。

肝機能障害の中でもC型肝炎や、アルコールを飲まない人が発症する非アルコール性脂肪性肝炎にかかっている方は、肝臓に鉄分が溜まりやすくなっています。

春ウコン、秋ウコン、紫ウコン、クスリウコンは、種類によって差はありますがいずれもミネラル分を豊富に含んでいるのが特徴です。

ウコンで大量にミネラルを摂ってしまうと、肝臓に鉄分が溜まってしまうため、やがて肝臓に溜まった鉄は酸化し、肝炎をさらに悪化させてしまうのです。

ウコンに限らず、鉄分の多いレバー、しじみ、ほうれん草などを過剰に摂取することも、鉄分過剰となるので気をつけてくださいね。

肝臓はよく「物言わぬ臓器」といわれるだけあって、不調があっても自覚症状が表れにくい臓器です。

肝機能障害をお持ちの方は、当然ウコンを摂るのを避けた方がよいでしょう。もしも肝臓の病気がなかったとしても、ウコンの摂り過ぎには注意が必要です。

妊娠中の方

妊娠中の方もウコンの摂取は避けた方がよいでしょう。

ウコンが持っている老廃物の排出の効果によって、流産の危険性を高めてしまうといわれているからです。

ウコンには内臓の筋肉を強くし、活発に収縮させるという働きがあります。

この働きにより老廃物をしっかりと排出させることができるようになるのですが、妊娠中にウコンを摂ってしまうと胎児を異物だと認識してしまい老廃物として排出しようとする恐れがあるのです。

ウコンを昔からよく摂る習慣を持つ沖縄の人たちは、妊娠中にはウコンを摂取しないということが伝わっています。特に紫ウコンはその作用が強いといわれているようで、妊娠中の女性はまず摂ることはありません。

そのくらい妊娠中のウコン摂取について気をつけなければならないということなのです。

もちろん、一度に大量に飲まなければ流産をしてしまうほどのことはないと考えられていますが、妊娠中のデリケートな体には負担をかけないようにしたいもの。慎重に慎重を重ねておくことは無駄ではないですからね。

優れた美容の効果を望んで日常的に摂っている女性の方も多いかと思いますが、妊娠中には摂取を控えておきましょう。

すでに血液をサラサラにする薬を服用されている方

血栓予防や動脈硬化の治療で、血液をサラサラにする薬を飲んでいる方は注意が必要です。

ウコンに含まれているクルクミンは、血液中の血小板の凝固作用を、抑える効果があるからです。

血栓を予防する効果のある薬「ワーファリン(正式名称:ワルファリンカリウム)」と併用すると、ワーファリンの抗血液凝固の働きを強めてしまいます。

つまり、こういった薬を飲んでいる場合にウコンを摂ってしまうと、その効果が強くなりすぎてしまうため、ケガなどで出血した場合、必要以上に血が固まりにくくなり、なかなか血が止まらなくなってしまうのです。

特に2週間以内に手術を控えている場合は、ウコンを摂らないようにしましょう。出血が多くなる恐れがあります。

両方を併用して摂取する場合は、担当医に相談の上、副作用が起きないように、摂取量を調整するのがよいでしょう。

胆汁管障害、胆石を患っている方

ウコンの有効成分クルクミンには、肝臓の機能を促進し、胆汁の分泌量を増やす効果があります。

胆のうは胆汁を溜めておく役割をする袋ですが、胆のうに疾患がある方は、かえって悪化させる恐れがあります。

胆汁の成分が固まって胆のうや胆管のなかに溜まったものが胆石で、これも胆汁を増化させて悪化させる危険があります。

そのため、胆汁観障害や胆石を患っている方の場合、胆のう刺激作用のあるクルクミンを摂ってはいけません。

糖尿病で薬を服用中の方

糖尿病の治療のために、血圧を下げる薬を服用している方も注意が必要です。

ウコンの精油成分には血圧を下げる効果があるといわれているので、血圧降下剤を併用することで、血圧が下がりすぎてしまう危険性があります。

また、ウコンの持つクルクミンは、血糖値を下げる働きがあるとされています。糖尿病で薬を飲んでいる人は低血糖になるかもしれませんので、注意するべきです。

ウコンを飲むと下痢になる!?

ウコンの副作用として目立つのが、下痢になったという口コミではないでしょうか。しかし、健康な方がウコンを摂取したとき下痢になることはまずありません。

ただ、下痢体質の方、体力が落ちている状態の方、アレルギー体質でウコンが合わなかった方などは、下痢になってしまうケースがあるようです。

そのほかの要因として、ウコンの効能の一つに、便秘の解消があるといわれています。

特に紫ウコンには体を温めて血流を促進し、便通を良くするという効果があるとされています。下痢のしやすい方にはさらに症状を悪化させてしまう恐れがあるので、こういった方が紫ウコンを摂ることは適しているといえません。

同じものを食べても、何ともない方、身体に何かしらの影響が出る方、人それぞれにありますよね。その食べ物が合うか合わないかという体質で、ウコンが合わないという方も当然世の中にはいます。

まずは1週間ぐらい自分の身体に合うかどうかを試してみるのが一番だと思います。

健康な方が適量を摂るには問題ありません

ウコンの副作用について参考になったでしょうか?

結論として、健康な方が適量を摂取するなら問題はないです。

しかし、ウコンの過剰摂取によって副作用が起きるという報告があるのも事実です。

ウコンは、肝臓の働きをよくしてくれたり、胆汁の分泌などを活発にしてくれたりします。ただし、肝臓をすでに患っていて、食事などで鉄制限をしなければならない方は、ウコンの使用に注意が必要です。また妊娠中の方も摂取には十分気をつけて飲むようにしてください。また、ウコンを摂る際には必ず医師に相談しましょう。

健康食品はあくまで健康な状態な方が健康維持のために飲むものです。きちんと適量を守って摂れば、ウコンはとても優秀な健康食品、サプリメントとしてみなさんの健康づくりに役だってくれるはずです。

-ウコンの効能