種類が違うと効果も違う!?ウコンの持つ特徴と期待される作用

ウコンの種類

ここでは国内で販売、製品に使用されるウコン6種類について、効果などを詳しく紹介していきます。自分に合ったウコンを見つけ出してくださいね。

 

秋ウコン

みなさんが通常「ウコン」と呼んでいるものは、ほとんどの場合が秋ウコンのことを指しています。根茎の切り口が鮮やかで、断面は鮮やかな黄色になっていて、料理の色づけにも重宝されています。なぜ秋ウコンかというと、秋に花を咲かせるからで、7月~8月に白い花を咲かせます。

 

英語名はターメリックといわれていて、インドカレーやお菓子などでよく使われるスパイスのターメリックのことです。有名なターメリックライスで使われる鮮やかな黄色は、この秋ウコンなしではできません。

 

秋ウコンに含まれている代表的な有効成分は「クルクミン」です。お酒を飲む前にウコン飲料を飲むと悪酔いしにくくなるといわれるのは、このクルクミンの働きによるもので、肝臓の機能を回復・強化、胆汁の分泌を促進してくれる作用があるといわれています。ほかにも、クルクミンにはたくさんの優れた作用が、研究によって明らかになってきました。ウコンが健康食品といわれるのも、このクルクミンの働きが大きいといえます。

 

  • 期待される効果

・二日酔いの予防、改善

・肝機能の強化

・動脈硬化の予防

 

 

クスリウコン

クスリウコンはインドネシアが原産で、正式名を「クニッツ」といいます。

名前にクスリとつきますが、医薬品というわけではありません。秋ウコンの変種で、ほかのウコン同様、あくまで健康食品であって、主に生薬や健康製品などに用いられます。

 

秋ウコンよりさらに多くのクルクミンを含んでいて、ここで紹介する他の5種のウコンの中でも最多の含有量を誇ります。クルクミンには、肝臓障害を改善・予防のほか、抗酸化作用があるので、コレステロールを減らしてくれます。コレステロール値が下がるので、動脈硬化にも効果されています。さらに、最近ではがんにも効果があると期待されています。

 

非常に高い有効成分を持っているのですが、まだクスリウコンを原料とした製品は少ないようです。これから人気が出てくることは間違いないウコンといってよいでしょう。

 

  • 期待される効果

・二日酔いの予防、改善

・抗がん作用

・動脈硬化の予防

 

 

春ウコン

国内で秋ウコンの次にポピュラーなのがおそらく春ウコンでしょう。古来より中国の漢方薬として使われているウコンで、春ごろに美しいピンクの花を咲かせるため観賞用としても親しまれているそうです。強い苦味と辛味を持っているので、食用として利用するにはあまり適してないようです。

 

秋ウコンと比べると、クルクミンを多く含んでいません。その分、豊富な精油成分を持っていて100種以上の有効成分が含まれているといわれています。代表的なものとして、シネオール(殺菌作用)、カンファー(強心作用)、アズレン(抗炎症作用)などがあります。それ以外にもミネラルも豊富に含まれています。

 

数多くの精油成分の働きで、健胃効果や血圧低下、コレステロールを分解する効果など、クルクミンを主要成分とする秋ウコンとは異なった効能に期待が寄せられています。健康食品の原料として使用される頻度が高く、サプリメントとしても秋ウコンよりも多く使われているそうです。秋ウコンと紫ウコンのちょうど中間くらいの効果が期待できるので、どのウコンが良いか迷った場合には、春ウコンがオススメです。

 

  • 期待される効果

・健胃効果

・高血圧の防止

・コレステロールの分解

 

 

紫ウコン

紫ウコンと呼ばれるように、断面が紫色なのが特徴です。夏に紫色の花を咲かせるので夏ウコン、または別名のガジュツと呼ばれることも多いです。特に寒さに弱いウコンとして有名で、国内では屋久島などで栽培されています。

 

ウコンの有効成分として知られるクルクミンをほとんど含んでいません。その代りに多くの精油成分を含んでいて、春ウコンよりも豊富だといわれています。この精油成分による健胃作用が強く、生薬としても重宝されています。また、体内のコレステロールを排出したり、分解させる作用があり、ダイエットにも効果があると期待されています。

 

精油成分のシネオールは殺菌作用があることから、胃がんや胃潰瘍のリスク因子となる、ピロリ菌を除去する効能にも注目されています。

 

  • 期待される効果

・健胃効果

・便秘の解消

・ダイエットのサポート

 

 

白ウコン

白ウコンは、花茎の先に松ぼっくりのような苞葉がつき、そこから薄い黄色の花を咲かせ、別名ハナショウガとも呼ばれています。インドネシアでは、殺菌効果や疲労回復効果、血液浄化作用があるとして皮膚病や血液浄化をするため、民間の伝承薬として使用されているようです。

 

白ウコンも紫ウコンと同じく、クルクミンはほとんど含まず、ゼルンボンという精油成分を多く含むのが特徴です。この成分が、炎症を抑え痛みを和らげたり、免疫機能の活性化、抗がん作用などに効果があるといわれています。ほかにも、糖尿病や高血圧、痛風や水虫、疲労回復などにも効果が望まれています。

 

一部では白ウコンと紫ウコンを同じものとして扱っているところもあるようです。

しかし、実際には紫ウコンとは全くの別物で成分も効能も違うので、購入する際などは注意した方がよいでしょう。

 

  • 期待される効果

・消炎鎮痛

・疲労回復

・糖尿病の予防

 

 

黒ウコン

黒ウコンは、別名の「黒しょうが」や原産国タイでの名称の「クラチャイダム」と呼ばれることが多いウコンです。苦みが強いのでそのまま食べるということはないようです。

 

黒ウコンは、アントシアニンという成分を非常に多く含んでいます。アントシアニンは目によい成分としてブルーベリーにも含まれていることでも有名。このアントシアニンには、抗酸化作用、筋肉の疲労を抑制する効果があり、黒ウコンはブルーベリー3倍ものアントシアニンを含んでいるといわれています。

 

ほかにも、悪玉コレステロールの酸化を防ぐ作用があるポリフェノール、亜鉛やマグネシウムなどのミネラル分を含んでいて、脂肪を燃焼させるアディポネクチンという体内の善玉ホルモンの働きを促す作用も注目されています。

 

  • 期待される効果

・眼精疲労の回復

・疲労回復

・ダイエットのサポート

 

 

ウコン粉末で成分の多さを比較してみると

ウコンの製品としてよく使用される秋ウコン、春ウコン、紫ウコン、クスリウコンについて、それぞれが含む成分の含有量を紹介します。

ただ、この数値がそれぞれのウコンの成分を決定づけるというものではありません。製法や生産地によって数値は大きく異なるので、あくまで参考程度として比較し、自分が求めるウコンを見つけてくださいね。

各ウコンの粉末100g当たりの主要な成分
秋ウコン 春ウコン 紫ウコン クスリウコン
食物繊維 11.4g 17.1g 11.8g 16.0g
ナトリウム 15.1㎎ 26.7㎎ 62.4㎎ 19.3㎎
3.37㎎ 15.4㎎ 2.34㎎ 2.35㎎
カルシウム 65.8㎎ 127㎎ 116㎎ 114㎎
カリウム 2.51g 3.60g 1.71g 1.87g
亜鉛 2.97㎎ 5.09g 5.57㎎ 5.76㎎
クルクミン 0.35g 0.045g 0.0002g 0.91g

 

-ウコンの効能