過剰摂取は体に毒?ウコンの摂り過ぎになる量はどのくらいか徹底調査!

ウコン過剰摂取

健康に役立つ働きを持つ成分に関して、いつも取り沙汰されるのが、過剰摂取の話ではないでしょうか。ウコンにも、おそらく摂り過ぎになる摂取量のラインがあると考えられます。今回は、ウコンをどのくらい大量に摂取すると摂り過ぎになるのかについて、調査してみました。

体に有用な成分は過剰摂取に注意!

私たちの体に有用な働きを持っている成分はたくさんあります。しかし有用な成分だからといって摂りすぎると害になります。致死量と定められている分量はその危険性を示したものです。例えば、コーヒーや栄養ドリンクに含まれるカフェインについて見てみましょう。カフェインは、少量なら血行を良くする、集中力を増すなどの、プラスの働きがあることがよく知られています。しかし、大量に摂り過ぎると、最悪の場合、死に至る恐れがあることはあまり知られていません。カフェインには致死量があり、その量は、体重60kgの人で12,000mgです。これは、コーヒーに換算すると、約300杯分に相当します。さすがに、短時間でコーヒーを300杯も飲む人はいないと思いますが、カフェインを大量に含んだサプリメントを使う場合には、致死量を超えてしまう可能性はゼロではありません。

このように、体の働きに何らかの影響を与える成分は、摂り過ぎが害になる可能性について注意する必要があるのです。では、ウコンの成分ではどうでしょうか。

ウコンをどのくらいの量を食べると過剰摂取になる?

ウコンをどのくらい摂取したら、ヒトの体で毒性を発揮するかについては、十分な研究データがありません。そこで、マウスのデータを参考にすることにしましょう。

成分の毒性を調べる時には、マウスに大量に摂取させてみて、どのような影響があるか観察するという方法が採られます。ウコンに含まれる有用成分であるクルクミンについて調べてみると、マウスの場合、「クルクミンを体重1kgあたり2,000mg与えた場合に、全体の半数が死んでしまった」というデータがあるようです。2,000mgのクルクミンは、生ウコンで約50~60gの量に相当します。大人のマウスで体重が20gくらいですから、つまりこの実験では、1匹あたり約40mgのクルクミン(生ウコン1g強に相当する量)を与えると、半数が死んでしまったというわけです。

これを無理やり人間に例えてみると、体重の60kgの人に、約120gのクルクミン、生ウコンで3kg強に相当する量を食べさせるようなイメージになるでしょうか。3kg強の生ウコンをついうっかり1度に摂取することはないかもしれませんが、実際可能かどうかは置いておいて、そのくらい大量に食べればおそらく人間の体にも悪影響が現れる可能性が(かなり強引ではありますが)推測できます。

1日230gのウコンを毎日食べ続けても問題なかった!?

では、人間が現実的に容易に摂取できる範囲で考えた場合、摂り過ぎに注意する必要はあるのでしょうか。

クルクミンの人間に対する毒性について行われた過去の研究を見てみると、「1人当たり1日に8,000mgのクルクミンを3か月間連続して、摂取し続けても健康被害は現れなかった」というデータがあるようです。クルクミン8,000mgというと、生ウコンで約230g、手のひらに収まるくらいの量の生ウコンに相当します。毎日手のひら大の生ウコンを摂取し続けると考えるとかなり過剰である印象を受けますが、そのくらいの量であれば食べ続けても問題ないのかもしれません。しかし、成分が効率よく吸収できるように作られたサプリメントなどでは、この量以下の摂取においても過剰摂取にある場合があります。サプリなどを服用するときは、定められた分量と用法を守ることが重要です。

カレー1杯で生ウコン8g分くらい

それでは、普段の生活では、私たちはどのくらいのクルクミンを無意識に摂取しているのでしょうか。何気なく口にする身近な食べ物の中で、もっともクルクミンを多く含んでいると思われる食べ物は、おそらくカレーだと思います。カレー1人前に含まれるターメリック(ウコン粉末)は、大さじ約1/4、約2g弱の量です。これは、生ウコンに換算すると約8g、クルクミンは約300mg程度含まれていることになります。前述の1日8,000mgには到底及ばない量でしたね。日常的な摂取量では、クルクミンの過剰摂取の心配はしなくてよさそうです。

まとめ

カレー1杯に含まれるクルクミンでも約300mgと少ない量であることが分かりました。ウコンの摂り過ぎがヒトにどのような影響を与えるか、まだ分かっていないことは多いですが、調味料として料理に使うようなスタイルであれば、摂り過ぎの心配はなさそうです。

 

参考:

 

 

-ウコンの効能